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ホピのビーンダンス

先週末、大学生のお客様とご一緒にホピに行って来た。
CIMG3295.jpg

2月はビーン・ダンスのシーズン。 ホピに行く前に事前調査で、文化センターに電話してどの村でダンスが行われているか聞いてみた。
「全部終わったよ」と一言。

残念だとは思いつつ、100%その言葉を信じていないので、行って見なきゃ分からない---と行ってみる事にした。

やっぱりね!

ホピに着いて、人々に聞いてみたら4つの村でビーンダンスが行われているという。

ヤッター!

取り合えず、早朝の儀式から見に行く事にした。
前日に色々な人から聞いたら、日の出と共に始まるという人もいれば、6時頃から始まるという人もいるので、万全を期して6時過ぎにはシパウロビ村に着いた。
CIMG3291.jpg

3つあるキバの煙突から煙が出ている。 男達が忙しそうに出入りしている。
もう直ぐ、始まりそうな予感がした。

外で待とうかと思ったが、外はマイナス温度、寒い。
それで、車を2つのキバが見える場所に置き、その中で待った。 待つこと1時間。

日の出直前に、1つのキバからカチナが2名と男達が出てきた。 
次々と他のキバからもカチナが2名づつ出てきて、家々を廻りだした。
いわゆる、日本の「なまはげ」で「悪い子はいないか」と家々を廻るそうだ。
貢物を各家から集め、キバに持っていく。

この儀式が1時間ほどで一通り終わる。  その後は、夕刻まで何も無いので、別の村に行った。

シュンゴパビでは、オグリが剣を片手にやはり家々を廻っている。
「オグリへの捧げ物の為に朝3時から狩に言ったんだ」と、村の男は話していた。
ウサギ、鶏肉、パン、パイ、ピキなど、各家から集めた物を両手に一杯持って、マッドヘッドがキバに入り込んでいく。

家から家にオグリ一同が移動する時、ムチを持ったカチナがムチを振り回すので、皆が逃げ回る。

これが正午過ぎまで続く。
その後は、日が暮れるのと共に始まるカチナダンス、その後のナイト・ダンス。

ホピの儀式は毎月行われる。 
ホピの11の村では、それぞれ儀式が行われるので、どの村でいつ行われているのか、それぞれの情報は村が違うとお互いに知らない。

情報収集が困難だ。

それにしても、男達が仕事をする暇も無くダンスで忙しいというのは分かる気がする。








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プロフィール

Shizuko

Author:Shizuko
ニューメキシコ州サンタフェ市在住。 
ガイドや通訳の仕事をしています。
プエブロの食事や文化に興味があります。 趣味は茶道、食べ歩き、ダンスです。

ツアーのお問い合わせはtour@santafejapan.com


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